親父と娘〜心臓移植を越えて乾杯へ〜

同じ心臓病の娘と親父。娘の移植を乗り越え乾杯を目指す。娘を守るかっこいい親父でありたい。

命懸け

 

昨日の早朝、次女の泣き声で起きました。

 

最近では聞いたことのない強い泣き方で、急に嘔吐を3回。

その後も吐けるものがないのに吐こうとしていて、顔色も悪いようでした。

そして便に若干の血が混ざっているのを確認。

 

看護師や当直の医師がきて診てくれましたが、その時点では何が起きているのか分かりませんでした。

 

点滴を入れてしばらくすると落ち着いてきて、顔色も良くなってきたのでひとまず安心。

 

その後、脳のCTを撮りました。

 

次女は病室から出た経験が数えるほどしかないので、CT検査室までの道中はキョトンとして不思議そうに周りを見たり、少し泣いたりと、ちょっとした移動も次女にとっては大冒険のようでした。

 

 

そして今のところの診断では、軽い食あたりのようなものが起こって腸内で少量の出血があったのだろう、という事でした。

少なくとも命に関わる何かではないと言われホッとしています。

 

ただ、補助人工心臓を着けている次女は血栓ができやすく、予防策として血液をサラサラにする薬を飲んでいるので出血があると止まりにくい状態です。

 

皮膚からの出血はまだしも、今回のような体内での出血は気づきにくく特に注意が必要ということを痛感しました。

 

 

 

今日は鼻血が出たり、また少し血が混ざった便が出たりと、まだ完全復活とは言えませんが、次女本人はすっかりご機嫌で元気に過ごせました。

 

おもちゃを次々に手に取って物色しています。

1番好きなのは絵本を読んでもらうことみたいです!

 

足は拘束され、お腹には補助人工心臓との管が付き、仰向けでいるのが基本姿勢ですが、その状態で巧みに動いて親がいる側のベッド端まで迫ってきます。

柵でガードしてないとおそらく落ちます。

1日に50回ぐらい定位置へ戻してますが、その度にニヤニヤしながら再びやってきます。

 

もし健康だったら掴まり立ちや後追いをしてる時期なので、その代わりの行動なのかなー。

 

「ファー」とか「パッパッパー」とか声を出すので真似をして返事すると、また声が返ってきて、そのやりとりでしばらく会話を続けられます。

言葉になるのが楽しみです。

 

なぜか手ピカジェルが好きで、見せると両手を出して消毒させてくれます。

さすがコロナ禍中に生まれた子よ。。

 

 

 

次女は毎日が命懸けです。

私は分かっているはずなのに時に忘れてしまいます。そして昨日のような事が起きたとき、うろたえてしまいます。

 

そういう時こそ次女に元気を与える存在でありたいですが、実際には次女の頑張りから元気をもらいまくっている側です。

親父はレベルアップが必要です。

 

気合いを入れ直して明日いっぱい次女と遊びます!